以前は新築物件が人気でしたが、最近は中古物件を希望する方が増えています。
中古物件は新築よりも安く購入することができるし、何より設備などが揃っている物件が多いのでお得感があります。
『家を買う』のは人生において一度あるかないかではないでしょうか。
しかも、人生の中で最も高いといわれる「買い物」です。
だからこそ、絶対に失敗なんてしたくないというのが本音ではないでしょうか。
そこで、ここでは中古物件を上手に探すポイントを紹介していきます。
信頼できる不動産会社や仲介業者を選ぶ
中古物件を上手に探す一番のポイントが、信頼できる不動産会社や仲介業者を選ぶことです。
物件ひとつひとつを的確に把握していることや、売主側との交渉をしっかりこなしてくれるのが最低条件です。
おすすめは「リフォームも同時に依頼できる」業者です。
物件を一番よく知っている業者だからこそ、リフォームも的確におこなってくれるはずです。
不動産会社や仲介業者の中には「悪徳」と噂されているところもあります。
そういった業者を選んでしまうと後々後悔することになるかもしれません。
だからこそ、まずは信頼できる業者を選ぶのが重要なのです。
リフォーム済みの中古住宅は見送るのが先決
中古物件の中には既にリフォーム済みのものがあると思います。
購入後、自分の資金でリフォームする必要がないし綺麗になっているのですぐに入居できますから、リフォーム済み物件は人気は高いと言えます。
しかし、売主によるリフォームは信用できない部分が多いのです。
「売るために」のリフォームは、売り主が意図的に建物の欠点を隠してしまうことが考えられるからです。
例えば床下漏水や屋根裏の雨漏り、柱のくさりなどを上手に隠されてしまっていたらと思うととても怖いですよね。
表面を綺麗にリフォームしてしまえば、素人では分からない部分があることを覚えておきましょう。
そうは言っても、リフォーム済みの中古物件の購入を真剣に考えているのであれば、専門業者に依頼して床下や屋根裏を点検してもらうと良いでしょう。
敷地境界を確認する
中古物件の中には敷地境界などが曖昧な物件があります。
それを気にせず購入してしまうと、後々トラブルが起こる可能性が考えられます。
中古物件の敷地境界をしっかり確認し、仮に問題があった場合は、それを解決してから購入するようにしましょう。
建物の基礎部分を確認する
建物には必ず基礎があります。
基礎部分は主にコンクリートになっていると思いますが、そこにヒビ(クラック)がないかを確認しましょう。
基礎部分のヒビには2タイプのものがあります。
一つは普通のコピー用紙が入るか入らないか程度のヒビです。
地面から建物床部分にかけてのヒビでなく、かつ隙間が狭いものですから特段問題ありません。
問題なのはもう一つのヒビです。
それは隙間の大きいヒビであり、地面から建物床部分にかけて繋がっているもの。
縦のヒビもあれば横にヒビが入っている場合もあります。
そういったヒビを見つけたら要注意です。
地盤が悪い、上物の比重が重いなどいくつか原因を挙げることができますが、そういったヒビが入った中古物件はあまりおすすめできません。