「家を購入する」というと2通りのパターンがあると思います。
新築を購入する場合と中古物件を購入する場合です。
双方ともに物件価格以外にも色々と費用が必要になってきます。
例えば、物件価格が1,000万円だったとします。
1,000万円支払えば済むと考えている方もいらっしゃるのですが、それだけではないのです。
購入手続きにかかる諸費用や消費税などさまざまな資金が必要になるのでしっかり覚えておくべきだと思います。
まず消費税は不動産会社が所有する物件を購入する場合、土地に関しては消費税はかからないのですが、建物に対しての消費税がかかります。
ただ、販売価格に消費税が含まれていることが多いので、別途消費税がかかることは少ないと言えるでしょう。
個人売主から物件を購入する場合は消費税はかかりません。
物件購入時にかかる諸費用
印紙税
売買契約書に必要な税金を印紙で支払います。
これは購入する物件の金額に応じて金額が変わります。
また、住宅ローンを利用する場合と現金にて購入する場合の印紙代に違いがあります。
住宅ローンを利用する場合の税金(印紙代):500万円以上1,000万円以下<10,000円>
1,000万円以上5,000万円以下<20,000円>
5,000万円以上1億円以下<60,000円>
現金にて購入する場合の税金(印紙代):500万円以上1,000万円以下<5,000円>
1,000万円以上5,000万円以下<10,000円>
5,000万円以上1億円以下<30,000円>
不動産仲介手数料
仲介会社を通して新築・中古物件を購入する場合に仲介会社に対して支払います。
上限は「物件価格の3.24%+64,800円」が上限となっています。
不動産取得税
物件を購入した際にかかる税金です。
固定資産税・都市計画税
毎年支払わなくてはならない税金なのですが、最初は日割り分を売主に支払うのが一般的です。
登記費用
不動産の名義変更などに掛かる費用です。
自分で登記する方もいらっしゃいますが、大抵は司法書士にお願いするか不動産仲介会社に依頼します。
上記他にも引越し費用や、ちょっとした諸経費はかかるのですが、主にかかるのは上記のもの。
では中古物件と新築物件で諸経費の違いはあるのでしょうか。
その答えは「Yes」です。
一戸建ての場合は新築よりも中古物件の方が諸経費が安くなる傾向があります。
不動産取得税は、築年数が新しいほど控除額が多いので、新築の場合税額が中古物件よりも安くなります。
他にも築20年を超える中古物件は登録免許税が高くなり場合があります。
ただ、新築の場合は、元々の物件価格が高いでしょうし、水道負担金などが必要になる場合もあるので、一概に新築の方が諸経費が安いとは言えません。