販売されている家やマンションは「内覧会」がおこなわれることが多いと思います。
新築一戸建て(建て売り住宅)と新築マンションでは、内覧会がおこなわれる時期に違いがあります。
まず新築一戸建ての場合は、完成直後に内覧会が開かれることがほとんどです。
完成した家をそのまま販売しているので、気に入れば基本的にすぐに入居することが可能です。
マンションの場合は、マンション建設中に内覧会がおこなわれています。
マンションの一室を再現して、購入者を募る方法です。
そんな家やマンションの内覧会はただ単に「見る」だけではいけません。
しっかり見るべきポイントを抑えておくべきです。
そこで、ここでは内覧会にてチェックするべきポイントを詳しく説明していきます。
1.家の前に不動産会社やハウスメーカーなど業者の担当者をよく観察する
内覧会へ行くと必ず業者の担当者が居て、その物件を案内してくれます。
家をしっかり見ることも大切ですが、この担当者が本当に信頼できるかどうかを見極めなくてはなりません。
家は一生に一度の大きな買い物です。
だからこそ信頼できない担当者の居る業者からは買うべきではありません。
気を付けるべき担当者の特徴は以下の通りです。
- 約束の時間に遅刻してきた
- 服装に清潔感がない
- 即決を促す
上記のポイントをおさえられない担当者には、その後も不満を感じることが出てくるかもしれませんので注意が必要です。
2.周辺環境を確認する
家は気に入ったけれど、周辺環境があまり良くないとなると問題です。
周辺環境はそこに住む上でとても大切なこと。
例えば、隣近所が騒がしいとか、ゴミステーションが自宅目の前だったりなど。
自分や家族がどうしても嫌だという環境でないかを、しっかりと確認しなくてはなりません。
3.部屋全体でなく細部の仕上がりを確認する
部屋全体の雰囲気や間取りを確認するのは当たり前ですが、細部の仕上がりまでしっかり確認される方は少ないかもしれません。
しかし細部の仕上がりによって、その家がきちんと作られているかどうかを判断することができます。
具体的にどのような部分を確認するかは以下の通りです。
- 壁紙の張り方,貼り具合
- コーキングの仕上がり
- ドアの開け閉め(スムーズに開け閉めできるか、ドアを閉めた時の隙間のずれはないかなど)
- 窓の開け閉め(つっかかりなく開け閉めできるか、窓の鍵がスムーズに閉まるかなど)
- ビス部分の処理
- 床材の質
4.基礎にヒビが入っていないかの確認(一戸建ての場合)
基礎にヒビが入っている場合、それはもしかしたら欠陥住宅かもしれません。
基礎のヒビは、入っていても問題ないものと大問題になるものとに分かれます。
多少のヒビならそれほど問題ないのですが、比較的大きなヒビであったり、ヒビ割れの隙間が大きいものは
ヒビ割れ(隙間)が0.3mm以上である場合、構造クラックになるので、欠陥住宅の可能性が高まります。