新築一戸建てvs新築マンション 一体どっちが人気なのか?

マイホームを考えた時、新築一戸建てにするか新築マンションにするか迷う方が多いと思います。
そこで、ここでは新築一戸建てと新築マンション、どちらが人気なのかさまざまな視点から比較しながら検証していきたいと思います。

 

【入居後にかかる費用】

購入価格に関しては、土地の持分が少なくて良いので、マンションの方が安いと言われています。
同じ予算であれば、マンションを購入した方が条件の良い物件を購入できる可能性は高いと言えるでしょう。
では入居後はどうでしょうか。

まずマンションを購入し入居すると、毎月「管理費」や「修繕積立金」を支払う必要が出てきます。
他にも駐車場や駐輪場などを利用する場合は、別途使用料を支払わなくてはなりません。

マンションの修繕費用は、新築時は数千円だったにも関わらず、経過年数に応じて金額が上がっていく物件が多いものです。
高いところでは毎月3万円~5万円の修繕費用を支払わなくてはならない事もあります。

では新築一戸建てはどうでしょうか。
新築一戸建てには管理費や修繕積立金などは必要ありません。
ただ、一戸建て住宅は定期的にメンテナンスが必要です。
もちろん必ずやらなくてはならないものではありませんので、余裕資金ができた時におこなえば良いでしょう。

 

【税金】

住宅にかかる税金が「固定資産税」と「都市計画税」です。

それはマンションにも一戸建てにもかかる税金です。
固定資産税は土地と建物それぞれにかかる税金です。

「耐用年数」という言葉を聞いたことはありますか。
一般木造戸建ての場合は耐用年数は22年です。それに比べマンションは47年となっています。
要は、減価償却期間のこと。

耐用年数が長ければ長いだけ建物に対する固定資産税を払う期間も長くなります。
マンションは鉄筋コンクリートで造られているため耐用年数が長いのです。
都市計画税においては支払い義務のある場所とそうでない場所があります。

土地に対しての都市計画税は新築一戸建ての方が高いのですが、建物に関してはマンションの方が高くなる傾向があります。

 

【セキュリティ面】

一戸建ての場合は、防犯カメラやセキュリティシステムを自分で付ける必要があります。

しかし、一般戸建て住宅に防犯カメラが付いているのは珍しいケースだと思います。
モニター付インターフォンを導入している家庭は多いのですが、防犯カメラまではなかなかありません。

マンションの場合は、さまざまな部分に防犯カメラが設置されていますし、管理人が常駐していることもあるのでセキュリティ面は優れていると言えるでしょう。

 

【資産価値】

一戸建ての場合は、建ててから22年経過すると建物の価値はほぼゼロになりますが、土地については資産価値を保ち続けます。
地価が上がれば必然的に資産価値が上がります。

購入した時に坪単価20万円だったのに対し、10年後に坪単価25万円になれば資産価値が上がったという事になります。

ではマンションはどうでしょうか。
マンションは土地の持分が少ないため、建てられてから47年経過するとほぼ資産価値がゼロに等しくなってしまいます。

このことを考えると一戸建ての方が資産価値があると言えるのではないかと思います。