最近よく聞く「長期優良住宅認定制度」とは?

最近よく聞く「長期優良住宅」とは、長期間快適に使用できる家のことです。
どのような家であっても「住めば都」との言葉があるように、自分の家が居心地良く感じるようにはなるでしょう。
しかし、ここで言う「長期優良住宅」とは「長期優良住宅促進法」の認定基準を満たす家を指しています。
ある一定の基準を満たすことで「長期優良住宅認定」となり、住む方にさまざまなメリットがあります。

長期優良住宅認定の条件】(※一般社団法人 住宅性能評価・表示協会参照)

  • 長期に使用するための構造及び設備を有していること
  • 居住環境等への配慮をおこなっていること
  • 一定面積以上の住戸面積を有していること
  • 維持保全の期間、方法を定めていること

なぜ国を挙げて長期優良住宅を推進しているのかと言うと、地球環境を守ることに繋がるためです。
家はどうしても年月とともに傷みが出てしまうものです。
定期的に修繕をおこなっても、住みにくいと感じた時点で建て替えや引越しをしたいと思うはずです。
家の解体には大量の廃棄物が排出されますが、それが地球環境に大きな負担となってしまっています。
それらを軽減できるのが長期優良住宅です。

長期優良住宅に認定されることで、暮らしにさまざまなメリットがあります。
主に経済面でのメリットとなるので是非とも知っておくべきだと思います。

 

【長期優良住宅認定のメリットとは】

1.固定資産税が軽減される

一般新築戸建ての場合、3年間1/2に軽減されるところ、長期優良住宅ならそれが5年となります。

 

2.不動産取得税の軽減

一般住宅なら1.200万円の控除のところ、長期優良住宅であれば1.300万円の控除となります。

 

3.所得税の住宅ローン控除

一般住宅の場合は10年間で最大200万円の住宅ローン減税を受けられるのですが、長期優良住宅は最大300万円の減税を受けることができます。

 

4.登録免許税の軽減

所有者の移転登記や保存登記の登録免許税が軽減されます。

このように主に税金面での優遇を受けられることが大きなメリットとなります。
もちろん、税金面だけでなく、これから先長い年月、家族みんなが快適に過ごすことができることも大きなメリットだと思います。

他にも、既存の家を長期優良住宅にすることで補助金対象になります。
既存の家を解体して新築一戸建てを建てる場合、上限100万円の補助金が出ます。
ある一定の条件を満たした地域の中小工務店に依頼した時に限りますが、100万円の補助金は嬉しいものです。
中古住宅をリフォームして長期優良住宅にする場合は、そのリフォームに対し最大250万円の補助金が出ます。