不動産担保ローン

不動産担保ローンとは?

今回は「不動産担保ローン」についてご紹介いたします。
不動産担保ローンとは「所有する土地や建物といった不動産を担保にお金を借りることのできるローン」を指しています。

不動産を担保にすることで、その不動産の価値に応じてお金を借りることができます。
もちろん、ローン申込者の信用力も必要になりますが、信用力に不動産の価値がプラスされるので、無担保ローンよりもまとまった資金の調達が可能となります。

 

【不動産担保ローンのメリット】

メリット

1.借入できる金額が大きい

先に少し述べましたように不動産価値と借入る人の信用が合わさるので、無担保ローンよりも借入れできる金額が大きくなります。
ただ、担保とする不動産の価値が低く、借入者の信用度も低いと、借りられる金額が下がる可能性もあります。

 

2.長期借入れがしやすい

不動産担保ローンは、融資金額が高額である分、融資期間が長いのが特徴です。
融資期間が長くなると、毎月の返済額も少なくて済みます。
そのため企業として不動産担保を利用する場合、企業キャッシュ・フローに余裕ができるので、安定した経営が望めます。

 

3.保証人不要

不動産担保ローンは、不動産が担保となるので、連帯保証人の必要はありません。

 

4.金利が安い

不動産担保ローンは、無担保ローンに比べ、金利が安く設定されています。
低い金利で高額なお金を借りることができるのは大きなメリットになるでしょう。

 

【不動産担保ローンのデメリット】

デメリット

1.不動産を失う可能性がある

不動産担保ローンを利用し、仮に返済ができなくなってしまった際、その不動産を失うことになってしまいます。

 

2.審査をはじめ融資までに時間がかかる

無担保ローンの場合は、審査から融資まで非常に短時間でスムーズにおこなわれますが、不動産担保ローンは違います。
不動産の価値を調べたり、信用情報を調べたりといった審査に数営業日かかるのが一般的です。
審査により融資許可が下りたとしても、実際にお金を受け取るまでに1週間~10日ほどかかるのが一般的です。

 

3.事務手数料などがかかる

不動産担保ローンは登記の手続きが発生するため、事務手数料をはじめ、さまざまな費用がかかります。
他にも不動産価値を鑑定する必要があり、専門家に依頼するのでそういった費用が上乗せされて合計で数十万円ほどかかることもあります。
実際どのくらいの費用がかかるのか事前に確認しておく必要があります。

 

 

マイホームを購入される方にとって、不動産担保ローンはあまり一般的ではないものかもしれません。
無担保ローンよりは金利は安いですが、一般的な住宅ローンと比べると金利がとても高いのです。
また、不動産担保ローンはまとまった資金が入りますので、事業資金やおまとめローンとしてでよく利用されています。

不動産担保ローンをお考えの方は、メリット・デメリットとご自身の不動産価値などを考慮しながら計画をしてください。
どのような形のローンであれ、負債ということになりますので慎重に選んだ方が良いでしょう。